着物 (Kimono)
きもの
着物は、日本の伝統的な衣装です。織られた絹のT字形の衣を、左を上にして右前に合わせ、女性も男性も身にまといます。かつては日々の装いでしたが、いまでは儀式や祝いの場のための装いとなりました。上質な着物は衣服を超えた一枚の画布でもあり、その絹は描かれ、染められ、織られた意匠によって、季節を、場を、そして装う人の趣味をあらわします。
栄アートについて — 文化のご案内
日本の染織文化になじみのない方のために。着物のこと、帯のこと、そして千年を超える伝統と私たちの作品を結ぶ金糸のことを、いくつかの言葉でご紹介します。
栄アートの一品を味わうとは、それが生まれた世界を知ることでもあります。どの作品も、本物の金で織られた一筋の帯——着物とともに締める帯——からはじまります。以下に、その核となる言葉をご説明します。壁にかかるその姿が、ただの装飾ではなく、日本文化のひとつの章として読みとられますように。
きもの
着物は、日本の伝統的な衣装です。織られた絹のT字形の衣を、左を上にして右前に合わせ、女性も男性も身にまといます。かつては日々の装いでしたが、いまでは儀式や祝いの場のための装いとなりました。上質な着物は衣服を超えた一枚の画布でもあり、その絹は描かれ、染められ、織られた意匠によって、季節を、場を、そして装う人の趣味をあらわします。
おび
帯は、着物を腰のところで締める幅広の帯地です。装いを留める役を担いながら、帯は装い全体の主役——もっとも豪奢に飾られ、しばしばもっとも値の張る一点でもあります。最上の帯は型染めではなく機で織られ、一筋の礼装用の帯が、織りの名手の幾月もの時を要することもあります。栄アートのすべての作品の核をなすのは、着物ではなく、この織りの帯なのです。
きんし
金糸は、私たちの作品に光を与える金の糸です。それは金属の針金ではなく、はるかに洗練されたもの。ほとんど信じられぬほど薄く打ち延ばした金箔を、手漉きの和紙に貼り、髪のように細い糸へと裁つのです。絹のあいだに織り込まれたこの糸が光を受けては返し、見る人が前を歩むにつれ、その表面は移ろい、息づくように見えます。
栄アートの発想
着物が日々の暮らしを離れるにつれ、金糸帯への需要は薄れ、それを織る職人もごくわずかとなりました。栄アートは、これらの織物を箪笥から取り出し、それが本来あったもの——芸術作品——として差し出します。一筋一筋を手作業で、美術館の水準に額装する。かつて引き出しに畳まれていた伝統が、こうして光のなかに掛けられ、ともに暮らし、受け継がれていくものとなるのです。
金糸の生まれかた
金糸をつくることは、それ自体がひとつの芸術です。本物の金を並はずれた薄さの箔に打ち延ばし、一枚の和紙に貼り合わせる。その金の紙を、きわめて細い糸へと——名手の手にかかれば、絹糸よりもなお細く——裁ち、染めた絹糸とともに布へと織り込んでゆきます。これらの技は、織の名高い京都・西陣の地に歴史的に深く結びつき、そこでこの工芸はまたとない高みへと達しました。
これらの言葉を胸に置けば、コレクションはまた違って見えてきます。一品一品が、金と絹と幾世紀もの手仕事の出会いなのです。作品をご覧いただき、心に響く一品を見つけてください。